14年で一保育士からエリアマネージャーに
ゆきこ園長はわおわお保育園の開園当初から保育士として勤め続け、現在は園長兼エリアマネージャーとしてわおわお全体も見ていく役割となった。その意味でこれまでのわおわおの変遷をよく知る一人だ。
「当時、わおわおでは何年かぶりの新規開園で職員を募集していたので、入りました。開園当初は、数人の経験者以外新人だったので大変でした(笑)。クラス長から始まり、3年目の時に主任になって8年ほど務めました。その後、東寺尾園の方に園長として異動することになり、4年間園長をやった後、今年からわおわお保育園で園長兼エリアマネージャーを兼務しています。エリアマネージャーというのは、本部とのやり取りとか、園長先生の相談や指導を、私の方で受け持つという形でやっています。 」
14年間でわおわおが変わってきたこと
もともと理事長が地域貢献の一環としてはじめた保育園。地域に密着した保育園を増やしていく中で、育まれてきたわおわおの風土がある。
「私も14年目なので、自分が入った時とは園も法人の方向性も変わってきました。昔は保育自体が現場の先生のキャリアに依存しており、先生の力量に任せる面が大きかったのです。でも次第に法人としてのビジョンができ、園長の方向性が定まり、職員の育成とか保育の質の向上を現場の人任せにしなくなってきました。今は本部事業部と連携し、現場双方から保育を良くしようという働きかけができ、法人としての取り組む形になりました。また園同士のコミュニケーションも取られてるので、新しく入る人も安心して働けるかと思います。」
選ばれる保育園としてさらに発展を…
今後も園が増えていく予定の中で、マネージメントの質を高めるための、ゆきこ園長兼エリアマネージャーの役割も増々大きくなってくるだろう。
「これからの保育がいろいろな政治や制度によって変わっていく時代の中で、選ばれる保育園にふさわしい環境を作らなければなりません。そこで滞ってしまうとこれからの時代に乗り遅れてしまうので。そのためには、園長先生たちの保育に対する力量とかスキルを上げることが大事かなと思っています。しかし現場を園長先生たちの力量だけに任せてはいけないと思うんです。現場依存が園長依存になるだけですから。そこで本部の役割がもっと重要になってくると思います。エリアマネージャとして、自園だけでなくわおわお全体の発展になるよう頑張りたいと思います。」