03園だより
情報掲載日:2021年6月18日
「おいしくたべる」
「いいにおいがするね~!」
「今日の給食、なんだっけ?」
「あ~、おなかすいた~!」
「今日、これ食べたよ。おうちでも食べたいなぁ…」
江ヶ崎園の玄関では日々、食べることを楽しみに感じている子どもたちの声や、
保育士との会話、おうちの方とのやり取りが聞こえてきます。
調理室から漂ってくる“おいしそうないいにおい”が玄関や入口のスロープを通り、
絶好のタイミングで散歩に行く前や帰ってきた子どもたちの鼻にすぅ~っと吸い込まれる環境は
「食べること」への意欲が育まれていくのに、とても恵まれていると感じます。
子どもが「おいしい」と感じるのは、その食材が好きであることはもちろんですが、
様々な食感や味の組み合わせ、よく噛むことで味わう経験を通して、
様々な「おいしい!」の経験をたくさん積み重ねること、
保育園でこそ味わえる友だちや保育士と一緒に食べ物にかかわる経験も大切な要素のひとつです。
触れる・においを嗅いでみる・調理工程のどこかに携わる、
「シャキシャキ」「プルン」など食感や色の鮮やかさ、おいしさを言葉にして伝え合う、
そしていただいた後には「おいしかったよ!」「全部食べたよ!」と伝えたくなる栄養士や調理員の存在は
とても大きい意味を持ちます。
他にもたくさんありますが、それらの経験を通して、
いつの間にか自然と好きな食べ物が増えていくような環境やかかわりを
どの年齢においても大切にしていきたいと考え取り組んでいます。
「おいしい食事」で子どもたちの健康で丈夫な心と体を育みながら、
「野菜も果物も魚も肉も…、すべて生きている命の途中をいただいている」という
食べ物への感謝の気持ちも育てていきたいと思います。