情報掲載日:2018年9月19日
りすぐみ食育week
江ケ崎園1歳児クラスでは食育の年間のねらいを「大好きな食べ物がいっぱいな子ども」と掲げ、食べ物への興味・関心を引き出すためにまず「触れる」ことを楽しむ活動を行っています。
0歳児クラスの時から泥付きの里いもを洗ったり、調理室でいつもおいしい給食を作って下さっている栄養士や調理員の方々とのふれあいの経験を積み重ねている子どもたち。
お話が少しずつ上手になってくると、「おいしいね」「同じだね」と保育士やお友だちと微笑み合ったり、覚えた野菜の名前を言い当てたり、驚きや発見を伝えることができるようになり、更に活動への興味に繋がっているように感じられます。
9月には「りすぐみ食育week」を設け、給食の調理工程の中に「触れる」活動を取り入れました。
野菜の断面を見て、触れてみる、キャベツをちぎる、ごぼうを洗う、玉ねぎの皮をむく、納豆を混ぜるなど、大人としては気に留めないような工程ですが、1歳の子どもたちにとっては「不思議!」「おもしろい!」「これなぁに?」と初めて見る、触れる、嗅ぐ、ワクワクの体験です。
子どもたちの目の前においしく調理された給食が配膳されると、保育士は「給食ボード」の食材を見せ、活動の中で触れた野菜と調理された野菜のイメージが繋がるようにおはなしします。子どもたちは指差ししたり、覚えた野菜の名前を伝えようと目を輝かせています。
少しずつ食べ物への好き嫌いが表れてくる時期でもありますが、「苦手なものを食べられるようになる」ことがねらいではなく、普段の生活の中で食べ物を身近に感じたり、調理の工程の中で食べ物に触れ、楽しい経験をたくさん積んでいくことで、食べ物への興味を深めていきたいと日々考えています。
江ヶ崎園 園長